でんぶんじょの楽しみ

ドライブと山とスキーを最高に楽しむ。時折スピリチュアル。

ボストン美術館展

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

今日は上野の国立博物館で開催中のボストン美術館展へ。
雨が降っていなかったので傘を持たず徒歩で散歩がてらに向かった。

ボストン美術館の近所の美大に学んだ時には、模写のレッスンがあり、何度も同美術館に足を運んだ懐かしさから、今回の特別展に重い腰をあげてみた。

ボストン美術館は浮世絵を始め日本画のコレクションの多さでは世界的に有名であり、日本にいる時より日本の作品をよくみたもんだ。あれだけの作品群を世界にアピールできた岡倉天心の偉業に感動した。
同級生だった韓国人と中国人留学生が、自国もこのようなアピールをすべきだと語っていた。あの時は日本の伝統美を本当に誇らしく思った。
思い出話はここまでで…。

500円を支払い、中谷美紀が務める音声ガイドをゲットし、かなり混んでいる室内へ。
奈良時代仏画がズラリ。何だか静観する表情に癒されます。
平安時代の絵巻物、三条殿夜討巻は、じっくり見ました。絵とともに書かれた仮名文字の流麗かつ力強い筆感が素晴らしかった!

薄暗い室内、灯された照明の美しい装飾。回廊を通り抜け、江戸時代の作品群がズラリ。
中でも気に入ったのは尾形光林の松島図屏風の色の美しさと構図の面白さ。俵屋宗達を超えようとした作風や新しい挑戦を感じる素晴らしい作品だった。

後は曽我しょう白の作品群。縦横無尽に筆を動かしダイナミックでアカデミックよりむしろアバンギャルドな空間的作品。
スゴいわ~!
この画家の価値を高めたのはボストン美術館のコレクション収集の中心人物の一人であるアメリカ人医師。(だったはず)

写真は美術館内は×でしたのであしからず。
今日は帰り際に雨に降られちょっと濡れながらも歩いて帰宅。
いい日中の運動になりました!