でんぶんじょの楽しみ

ドライブと山とスキーを最高に楽しむ。時折スピリチュアル。

農業・音楽・マーケティング

学生時代の恩師の大親友で、様々な影響を与えて下さった80*80の社長赤木さんのサイトを拝見し感心!
 
現在は、食堂(ご本人曰く)と店頭でのお弁当販売、地元ミュージシャンのライブのブッキング等活躍の範囲は相変わらず広い。また、まごころドットコムという鮮魚の宅配サービスを行う会社社長でもある。
お店の名前の80*80は、80%の取り扱い食材が80キロ圏内で収穫された物であるというコンセプトの元、命名されたそうだ。
 
元大手シンクタンクの社員で海外でCFOのご経験もあり、色々なマーケティングの知識も豊富な赤木さんの経営方針には大変興味がある。
生産者の顔が見られる近隣で収穫された農作物を近隣の消費者へというスタンスでスタートしたというエピソードや、韓国の身土不二(しんどふに)活動が経営のヒントになったとメディアで紹介されていた。
 
 
また、随分御無沙汰しているのでお会いしたいなあ。
今度お店のある神奈川まで足を伸ばそうと思う。
 
↓以下80*80のサイト
 
今は昔の思い出・・・・・。
赤木さんには学生時代、ジャズ、アヴァンギャルド音楽業界で大変お世話になった。
上京したての私に、恩師のジャズピアニスト、坪口氏(現在は自己のバンドや菊池成孔さんのユニットで活躍)を介し、ギターリスト鬼怒無月さんのレーベル等の企画メンバー(初回メンバー:大友良英氏、ROVO勝井祐二氏)に参加させて頂き、足となり働いたつもり(邪魔か?)である。
企画の1つであった隔月フリーペーパーの発行(大阪、東京で2000部)では、対談形式によるインタビュー記事を担当させて頂いた。
ジャズ評論家の故清水俊彦氏をはじめ、ギターリスト:灰野敬二氏、故デレク・ベイリー氏、内橋和久氏、キーボーディスト:千野秀一氏、ドラマー:外山明氏、能管奏者:一曾幸弘氏、ピアニスト:南博氏等にお話しを伺う事ができた。
 
赤木さんや鬼怒さんは当時、アヴァンギャルドなアートや音楽情報を“必要とする人に必要な情報を確実に伝える”という事を目標にされていた。
今は昔という感だが、まだ当時はペーパーベースでの情報コミュニケーションソースを主体にしていた。
 
月2回のLIVE企画も実施し、あえて既存ライブスポットを避け、身動きの取れる貸しホールで自ら音響、照明、ドリンクの提供などを行った。
当時のエンドユーザーの声を元にライブスタート時間を20時以降にしたり(今では当たり前だが当時はもっと早めだった)、演奏時間構成の見直し、学生の多い付近でのLIVEは学割を実施したりした。
企画では、ショーロクラブのベーシスト:沢田譲治氏、小説家・チェロリスト:山口椿氏、ヴォーカリストEPOサンポーニャ:瀬木貴将氏等、色々なミュージシャンにご参加頂いた。
瀬木さんのライブ時は、瀬木さんがホンジャマカの石塚に当時似ているという事(失礼!)でテレビ取材があり、両人のご対面となった。
 
フリーペーパーやLIVE企画は、ラジオやJAZZ LIFE誌で取り上げられる等、反響も得る事ができた。
 
今でも一連の活動で得た高揚感は忘れがたい思い出だ。
またエンドユーザーに直接意見を聞けた事、アンケートを地道に実施した事で、生きたマーケティングリサーチを初めて体験した。
 
80*80でも音楽企画にしても、戦略的には必要な人に必要なサービスと情報を提供するという基本コンセプトは変っていないような気がする。
そしてとにかくフットワークの軽さやアイディア、実行力は人並み外れた感がある。
上記の私の今昔物語にもある通り、様々な音楽に造詣が深く、音楽家の知り合いも数多い赤木さんの80*80での企画ライブにも興味深々!
 
今後も注目していきたい起業家である。