万葉集~新古今和歌集
今日は書道教室へ。
習い事が連日のこの週、充実感でいっぱいです。
さて、本日は師範のお弟子さんが師匠にかなについて教授して頂いている横に座って、私も耳をかたむけました。
どうも高野切についての説明のようでした。
メモメモ!
万葉集---7世紀~8世紀にかけて階級関係なく4500首以上あるらしい。
表現には方言も見受けられ出身地が記述されているため、方言学の資料としても非常に貴重な日本最古の和歌集。編集者については明確になっていないが、大伴家持が有力とのこと。仮名で書かれている。
万葉集に記載されなかった和歌もあるらしい。
仮名で書かれている。
上巻、下巻。もっとも多いのは紀貫之の26首。
6人(うち一人は藤原定家)により何十年も改定を繰り返し編纂される。
古今以来の伝統を引き継ぎ、かつ独自の美世界を現出した。
高野切(こうやぎれ)は巻頭と巻末、その間の2部、3部で大まかにわけて3人の筆によるものらしい。
中でも3部はわりあい若手の書いたもので、誰もが好感のもてるあまり癖のない字で、現在もかなの独習本として最も名高い。
巻頭、巻末も味わい深い作風になっているらしいが、手本には向いていない?らしい。
元々11世紀の書写(古今和歌集)であったが、豊臣秀吉等の時の権力者が茶会等を開く際、季節や祝い事に合わせて古今和歌集の書写からふさわしいものを切って掲げたり、インテリアとして配する為、切れ切れになったものの事を言うらしい。(かなり怪しい説明)
そして高野山に伝来した為、この名がついたらしい。
とにかく、書いて覚えろ的な内容だ。
さらにおまけ。
現在知られる百人一首のかるたはその昔、おひい様達の嫁入り道具の一つとして持たされたらしい。
かるた箱、かるたが塗り物になっているものやら、国宝級の絵師が描いた上に流麗な仮名で書かれたもの等、現在では到底作れない美術品となっているのだ。
現在ではすっかり筆を持つことなど皆無になってしまったが、昔は一仕事筆で稼げたぐらい需要があったんだろうか。
私も筆で年金生活を楽にする事が将来できると良いのだが・・・・・。
仮名のお話ばっかりでしたが、本日は昇級試験の為の課題の練習をしました。
初日とはいえ、一人白熱して書きました。苦手な行、草書の課題です。
右私の練習書、左師匠のお手本。(言わずとも分かりますが・・・)
やっぱり年期が入っている師匠の書、形は一生懸命真似しても線質が全く違うのがよくわかります。
4月の締め切りまで、頑張って書きたいと思います。