でんぶんじょの楽しみ

ドライブと山とスキーを最高に楽しむ。時折スピリチュアル。

書の気持ち

久々に書道教室へ。
今月は昇級試験の為作品提出をしなくてはならない。
半切に楷書と草書、行書混じりを其々一点ずつ。
地震ですっかり気持ちがDOWNしていたのが書に出ているみたいだ。
地震前と地震後の書の締りが違う。
しかし書道などしていられる事事態、贅沢な話だ。
 
今は色んなストレスがあって落ち着きがないという心境が現れているようだ。
結局朝から20枚程書いたものより、2枚程地震前に書いたもののほうが出来が良いと先生に言われ、
それを提出する事となった。
 
書は見る事により、己を知るという事ができるとても良いツールだなあ。
 
先生の家が何ともなくて良かった・・・。
結構古いおうちなので心配していたが、大丈夫だったようだ。
しかし、いつもにない先生の口数の多さから、先生も心細いのかもしれないと思った。
70を過ぎて尚元気に活躍される先生だが、一人住まいは心細かろうとしばしお話に耳を傾けた。
今は亡き松井如流先生の弟子であった先生は、今尚松井先生の偉大さについて語られる。
その度に、その人間性が如何に素晴らしいかという事をフォーカスされる。
その素晴らしさは書にしっかり現れている。私も何となく分かった。
 
更に先生は続ける。
夢を持って続けていたら、夢より現実の方がすごい事になっちゃったと!
 
お話にしばし聞き入った後、我に返り膝の上の自分の書を見る。
先生に幼稚な心を見られているようでお恥ずかしい限りである。