でんぶんじょの楽しみ

ドライブと山とスキーを最高に楽しむ。時折スピリチュアル。

謎の

今日は、某村の役場へ地域活性化の件で訪れた。
HPでも過疎が進む地域での地域おこし協力隊として募集をかけている。
謎が色々あり、当初興味本位で応募したところ(その時点で失礼だが)一次合格の通知がきた為、村役場までいってきた。
 
なぞの一つ。
まず郵送で一次合格通知が到着。
たった数行で合格内容と2次面談日時と場所が書かれた紙切れ一枚。
同封されていたのは地域のパンフレット。
そして面談時間は一人15分。
さぞかし沢山の応募者がいるのだろうと予測していた。
そして特に村での今後の事業内容説明はなし。
 
そして昨日、知り合いのペンションに一泊して本日面談。
ナント東京から村の最寄駅まで半日の長旅となった。
応募者控室へ受付スタート時間5分前に到着。
私、一番乗り。
 
そのあとぽつぽつと現れた3名の男性。
結局面談を受けたのは私を含めたった4名。
 
ご当地の水を使用したサイダーを頂き、受付時間終了を前に面談がスタートするとの事で、
あわてて控室を退出し面談室へ。
 
仕事内容の詳細も分からず面談を実施。
そして15分でどのような判断ができるのか?
面談はお役人4名からの質問だけでこちらからの質問時間なし。
村でどのような地域活性化をしていきたいのか、またどんな人材が欲しいのかも分からずじまい!!
結局質問された内容は残念ながら、やる気を感じないものだった。
ただ、役人の方達は温厚でいかにも田舎の毒されていない方々。
良い人達だと思う。
だが、こんな状況で地域おこしはできるのか?
私はあまり期待できないような気がしてならない。
 
国の狙いは、都心からの定住者を募っていること。
地域おこしは二の次というところなのだろうか。
たった短期間の勤務終了後(1年更新、最長3年と記載あり)は自力で生活していける保障はどこにもない。
その後のヘルプはするとの記述があるが・・・・。
しかも新卒者の初任給程度の報酬。
この条件で果たして村おこしができるような人材が集まるのかなぞである。
 
そしてペンションの宿(その村にある)のおやじさんとおばさんにお伺いした内容も、とてもひっかかる。
村の人々が役場の観光課や特産物振興課の呼びかけに応じて、レシピの為の試作品等に協力したにも関わらず、全くその後の結果報告も来なかったそうだ。
おばさんは近所の方のお話で道の駅でその試作品が製品化されて販売されている事を知ったという事だ。
 
短い面談の中、具体的にどんな事がしたいかという質問に対し、地域おこしとは村の住人が幸せにまずなる事からスタートする事だと、生意気ながらも村長さんにお伝えしました・・・。
具体策など現段階で出る訳も無く・・・・。
単なる机上の空論は既に書類審査時に長々と書かせて頂いたので、短い面談時に語るのはどうかと思いまして・・・・。
 
この地域おこし協力隊そのものが国の愚策にならない為に、自治体の方々に頑張ってもらいたいです。
国の援助は別の形で頂き、プライベートで援助したいというのが本音です。
 
ただし、今回他の応募者の人たちともお話をし、応募のいきさつやバックグラウンドもお伺いできたこと、ペンションで夕飯をご一緒させて頂いた宿泊者のご夫婦のお話、宿のおやじさん、おばさんの話等、はるばる東京から来て新しい出会いと、情報を入手する事ができて本当に良かった。