でんぶんじょの楽しみ

ドライブと山とスキーを最高に楽しむ。時折スピリチュアル。

昨日は近所の吉里という店に行ってきた。
古民家を再生した為、ばあちゃん家を彷彿させる懐かしい趣。
ただし玉砂利の白や木色の黒さが良いコントラストと現代的な雰囲気を醸し出している。
裏路地にあるので薄暗いが、大きな(う)とかかれた提灯の灯りが柔らかだ。

早速中へ。

こじんまりした玄関には想像がつかない広い空間が印象的。
天井が高い。赤い絨毯が、古民家の古さを品よく見せている。
階段を上がり個室へ通される。

黒塗りのテーブルに程よい高さの椅子が4脚。
4人で使用するテーブルとしては大きすぎるぐらいのゆとり。

着席する。
 
メニューを見て初めて〝う”という提灯の由来を知る。
ウナギ料理の店だったのだ。
創作料理居酒屋のようだがウナギ中心。
メニューを見ると串焼き等もある。
おいしそうな品々に目移りするが、まずは生ビール。
 
結局、白黒焼き (蒲焼と白焼き両方お楽しめる)をたのむことに。
白黒焼き、小鉢、肝吸、香の物、骨せんべい、水菓子、飲み物がセットになっている。
 
そしてカキのしぐれ、刺身盛り、カレイのから揚げ等続々とオーダー。
 
早速生ビールとパリパリのウナギの骨せんべいを頂く。
美味~い。
 
どの品も非常に丁寧に作られており、感謝の気持ちで頂きました。
 
ウナギは関西風と関東風の焼き方を選択できる。
私は蒸しでふっくらした関東風でおねがいした。
白焼き、かば焼き共に薄味で私好みだった。
久々のウナギはビールと共に胃袋にしみわたる美味しさだった。
素直に体に浸透するような素朴さと強調しすぎない味付けに感動した。
 
デザートも和洋折衷。とても美味しく頂いた。
珈琲はとても自然で苦みの少ないマイルドなもので美味しかった。
 
半年前にOPENしたとのことで、店主の思い入れが強く感じられる。
内装もよく考えられており、現在進行中で色々な試みをしているようだ。
BGMに日本の小唄や能、雅楽等様々なものを流して実験中とのこと。
谷根千でどうしてもお店を出したいという店主がやっと見つけた物件らしいので、その力の入れようも理解できる。
 
お値段もお料理の内容を考慮すると、かなりお得感あり。
またまた良いお店が近くに出来て幸いである。
必ず近々伺おうと思う。
次は串焼きを食べてみたい。