でんぶんじょの楽しみ

ドライブと山とスキーを最高に楽しむ。時折スピリチュアル。

休日の楽しみ方

冬の間は毎週新幹線でスキーに出かけている。
スキーそのものが楽しいのは当然だが、往復新幹線の車中からの景色を楽しむのもなかなかだ。朝早く車内販売が無い為、コンビニでおにぎりと温かいお茶を買って出掛ける。

時折車窓をチラッとみると都心からどんどん遠ざかっているのが分かる。
高層ビル無し、木々が増え、田畑が広がり、マンションが無く、一軒家ばかりになる。空の色は都会からの延長上。だが青の面積は格段に増え空が広い。
田んぼは、稲の刈り取られた株が枯れて土と共に、ひなびた風景を形成している。

車内はスキーに行く若者中心で、談笑する声で満たされている。

川端康成が表した雪国をいつも思い出すが、トンネルを超えると急に雪景色になる。
いつも安心する風景。都心は年中無休だが、雪国は雪に閉ざされる間はゆっくりとした時間が流れている気がする。
音は雪に吸収され聞こえにくい。
夜は雪明かりで、夜道を歩いて温泉へ行くのもいい。

雪国に到着するまでの車中の楽しみは、回想やら想像を膨らましてぼ~っと温かいお茶を頂く事である。