ヒルデガルトのネウマ譜
声楽レッスンを受けるようになって早2年半。少しずつベルカント唱法で声が出るようになってきました。
もともとバロック以前の作品に魅了され、始めた歌や楽器の知識が少しずつ重なり、相関性を持って理解できることが増えたような気がします。
今回はヨーロッパの歴史的な賢女、ヒルデガルト の作品集を買いました。表紙の曼荼羅を彷彿させる絵は、ヒルデガルト 自身のビジョン(神からのメッセージ)により描かれたそうです。
ヒルデガルト は作曲家でもあり、修道女でもあり薬学にも明るく現在の自然療法の先駆者であり、さらに神の声を聞く預言者でもあったそうです。
さて、楽譜ですがネウマ譜という現在のおたまじゃくしとは異なる記譜法で、私はまだ読めません。
ネウマ譜の読み方を先ずは学ばなければならないのですが、知る楽しみの一つでもあります。
旋律は中世のグレゴリオ聖歌のような響きです。独唱で自由な音の調子を想像をしながら聞いており、無調性を心の変容に合わせ聴き楽しむという、いにしえの音が現代的に感じる点が大好きです。
以前、声楽家の春原さんの歌を拝聴したのですが、個人的には絶大なる心のデトックス効果が有りました。
音楽療法の一種ではないかと。
楽譜を手に入れたからには歌いたい。
自分の癒しの為に。