でんぶんじょの楽しみ

ドライブと山とスキーを最高に楽しむ。時折スピリチュアル。

徒然にスキー(震災時)

11日私は朝からレッスンを受講、午後からは地味練していた。
ゲレンデはいつものようにスキーを楽しむ人々で賑わっていた。
ところが、アナウンスが流れ地震の為リフトとゴンドラが停止し、しばらく点検してからの再開という。
 
再開を待ってレストランのある建物に全員入る。
しばらくすればすぐに再開するだろうと思っていたら、何とその日は営業中止となった。
降雪が激しく薄暗い。2時間程度待った5時頃、避難用の下山コースを全員が滑走する事となった。
ガーラはゴンドラで一気に山の中腹に上がり山頂からゲレンデが構成されているため、ゴンドラがストップすると下山する為にそのコースを利用することになっている。
4年程前?強風でゴンドラがストップし、乗客が取り残される事態があった為下山コースを増設したらしい。ちなみに下山コースは今年オープンし、奇しくも利用目的を果たした事になる。
 
薄暗く、吹雪の中全員が下山する。
途中コースの曲がりくねった危険なところにはパトロール隊が配置されていた。
かなりスムーズな非難活動に感激した。
小さな子供や初心者の方々も安全に下山できたと思う。
 
ガーラ湯沢駅では新幹線遅延のアナウンス。
温泉も地震の為営業停止だ。
しばらく休憩室でみんな雑魚寝状態。
 
そして休憩室のテレビで事の大きさに驚かされた・・・・。
 
とりあえず、お弁当やお茶を買って夕ご飯とした。
その後待てど新幹線の復旧に至らない。
携帯電話も全く繋がらない。
会社の固定電話にはかろうじて繋がった!
同僚の話によると18時でクローズするとの事だった。
 
とうとうアナウンスが流れ、全員新幹線に移動&泊まりとなる事になった。
駅改札付近ではガーラのスタッフが一人一人におにぎりとお茶の入ったビニール袋を手渡ししている。
短時間に用意された事に驚くとともに、感謝の気持ちがこみ上げた。
 
さて一夜を車内で過ごし、午後6時30分頃に復旧した。
結局湯沢駅に約24時間足止めを食らった。
夜はコンビニの電池、携帯の充電池は完売。
ナント中越でも震度5程度の強震があった為、停電になり車内の暖房が切れる。
だんだん気温が下がる。
これはまずいと思い、他のコンビ二(結構離れていた・・・)を探し出し、無事充電池をゲット。
 
翌日まずは足止めで出社できなかった会社に連絡を入れる。
すると東京は湯沢より悲惨な状況だったらしい事が分かり、自分がある意味疎開していたような状況だった事が分かった。
 
午後6時30分、ようやく復旧し上野へ到着したときはほっとした。
帰宅しマンションのドアを開けると、意外に部屋は大丈夫だった。
ただ、姿見鏡がバリバリに割れていたのと炊飯ジャーが破損して使い物にならない状態だった。
 
日帰りスキーが長い長い2日がかりとなった。