コンポジションの楽しさ
今日は音楽のコンポジションの楽しさを教えてもらった夜だった。
ホーンセクションとパーカッションを巧みに指揮するピアニスト、ミシェル・カミロ @Blue Note 東京。
当人のピアノテクニックは他に類を見ない素晴らしさだが、今回はビッグバンドという編成を操るテクニックを見せつけてくれた。
特筆すべきはラテンのリズム。
スペイン、ブラジル系のリズムを見事に取り入れ、ピアノはこの上なく力強くパーカッシブ。
腕の太さが尋常じゃない。
トレーニングしてるんだろうな~。
かと思えば近代のクラシック的アプローチ、ラヴェルを彷彿させるような和声に、70年代のウェイン・ショーターのようなソプラノサックスを重ね、耽美な世界を形成したりとかなり曲作りにメリハリが付いて飽きなかった。
今日が来日公演一日目でファーストセットだった事もあり、バンドとしてのしっくり感がないような気がしたが、久しぶりにビッグバンドの演奏は迫力があり楽しかった!
バンドメンバーひとりひとりの実力も相当のもの。
それぞれがソロをまわす曲はメンバー紹介のように皆個性を発揮していた。
地味だが私はベーシストのアンソニー・ジャクソンが基本カラーの上にサシ色的な存在として光っていて好きだった。
ミッシェルさんはギターリストとスペインというCDもリリースしており、興味深々でCD購入!
そして更に今日のビッグバンドのDVDも買ってみた。
ただの凄腕プレイヤーにはちょいと飽きたが、ミッシェルさんは色んなアプローチが出来る懐の広い表現でとても好感が持てる!
ライブ楽しかった~~!