今帰仁の城壁は美しく構成されており、精巧な技術で築かれたのが分かる。
側面をよく見ても平らに仕上げてあり気持ちよいこと。
万里の長城を彷彿させる長い長い城壁が海へと続くような景色は何度見ても清々しい。
城壁だけではなく、生い茂る木々も葉を落とし、青い空と白い雲を背景に力強い枝ぶりをもって春の訪れを待っているようだ。
木肌には絵画のように苔やらシミやらをこさえていて表情豊か。
さてここは城としての機能を終えた後は、
ノロなど神からの御告げをする巫女達の儀式の地となっていたそうだ。
そう言われてみれば、何となく清らかな凛とした空気を感じるような気がした。