雑魚寝的ハーモニー
友達が帰郷することになり、送別を兼ねたLIVEへ行ってきた。
ジャンル、年齢バラバラ。共通点は声とギターのみのアコースティックLIVE
観客層もバラバラ。人種のるつぼかここは
シンプルなだけにプレイヤーの気迫が観客に伝わりやすくなる。
聞いてるこっちの方が緊張してきたよ。
でも、どれもハートフルでなんと素晴らしいのだろう。
こんなミュージシャンが何人もここにいるなんてすごい事
名古屋から駆け付けたサダムさんは今回初めてだったが、
長身でワイルドな風貌から創造される抑えたボーカル。
第一声目で鳥肌が立った・・・。
何者なんだ、すごいぞこの人
そして送られる側も最後に歌でお返し。
いつもながら詩の世界にゆるゆると引き込まれます。
とても静かな歌声だが、心を揺さぶられる。
先ほどまで大声ではしゃいでいたギャル系のお姉さま二人が、涙を流してきいている。
あなたは無力に映るだろう。
けれどあなたがとても素敵だという事を私は知っている。
でも誰にも教えないよ。
秘密めいた呪文のような詩の世界がきらりと過ぎ去る。
東京での数十年の音楽生活の最後に相応しい、本当に魅力的な演奏だった。
そして年を重ねても少年の心を忘れず、歌い続ける事ができる人。
こんな表現をし続ける事ができる人を、本当に尊敬します。
内面の露呈に恐れを感じつつも、いつかこういう風になりたいなあと野望も・・・・。
なれるものでもないだろうが・・・。
今日はあなた達の声とギターでパワーを貰ったよ。
ありがとう。
とにもかくにも良いラストLIVEだった。
送られる本人も感無量だろう。